なぜ外構計画を始めるタイミングは、住宅計画と同時がベストなのでしょうか?
それには、理由がいくつかあります。
1つ目、「新築工事そのものにムダがなくなる」ということです。
例えば、古くなった境界塀の作り直し工事です。
(今は大丈夫でも、数年後も想像して考えてくださいね。)
家が建っていない状態、つまり、作業スペースの広い状態で
境界のブロック塀を壊して新しく作り直すのは、楽に早くできます。
解体した塀を運び出すことも、材料を搬入するにも、広いスペースがあるので、すべてが早く作業できます。
しかし、家が建ってしまった後では、
多くの場合、狭いスペースで作業をすること強いられます。
つまり、人件費・手間代が多くかかってしまうということです。
長い目で見て、トータルのコストを下げていきましょう。
2つ目、「上下水道の配管や汚水マス、雨水マス、水道メーターの位置」の問題です。
汚水マス、雨水桝は排水管が接続される部分や曲がる部分に設けられます。
マンホールや点検口を適当な場所に添えつけようとしていませんか?
外構工事を踏まえて、計画していれば、費用の掛かり増しを防げるだけでなく、
仕上がりもよりキレイになります。
実際に、建物工事が終わってからの計画だと、
玄関からのアプローチ部分にちょうどマスがあったため、
折角の石貼りの良い雰囲気が、残念ながら下がってしまったことがあります。
3つ目、「デザインの統一が可能」になります。
玄関タイルなど建物中と外構計画を同時に始めるので、
外から中まで一体感が生まれ、違和感がなくなります。
玄関タイルの雰囲気が、外構の雰囲気と違っていて
残念な思いをされた方もおられます。
その他、
実際住んだ時、駐車場スペースが狭すぎて、
毎日の車庫入れがストレスになるのを防げたり、
外構の工事費を低金利の住宅ローンでまかなえたり、
全体のバランスを考えて計画ができたりする(これが結構重要です!)ので、
早めの外構計画をおススメしています!