本日のテーマは「テラス屋根のメリット・デメリットとは?」です。
お庭に何が欲しいですかと聞かれたら、
まずは天気を気にせずに洗濯物を干せるテラス屋根と言われる方も多いですね。
布団を干せるようにするオプションもあるので、布団を干したいという方もおられます。
テラス屋根を設置すれば物干しのお悩みだけでなく、
日差しや熱線を遮断することができ、室内の温度上昇を和らいで、
省エネに役立っていきます。
あなたがテラス屋根を設置した方が良いのか、しない方がいいのか?
また、どんなテラス屋根を選んだら良いのか、
その判断にお役に立てればと思いお話させていただきます。
テラス屋根を設置する目的って何?
理想のエクステリアを実現させるためには、まず目的をはっきりさせることがまず第一です。
多くの人は、「雨でも気にせず洗濯物を干したい」ということが多いのではないでしょうか?
しかし、よく考えずに設置してしまうと、デメリットもありますので、
メリットとデメリットを考えたうえで、それが理想のエクステリアになるか確認してみてくださいね。
テラス屋根設置のメリット
①雨でも洗濯物が濡れない。
ほとんどのお客様は、これを目的にされていることと思います。
外出中、急な雨で洗濯物が濡れた経験ありませんか?
テラス屋根を取付ければ、雨で洗濯物が濡れることを防ぎ、外出する時でも天気を気にする必要がなくなります。
ただし、強風時の雨や、設置するテラス屋根の大きさには十分注意が必要です。
②鳥の糞などの落下物を防いでくれる。
鳥の糞が落ちると、せっかく洗った洗濯物を
もう一度洗濯しないといけないのでがっかりしますよね。
また、上空からの落下物を防ぐことができるので、安心感が高まります。
③前面パネルで洗濯物や室内を目隠しできる。
オプションの前面パネルを設置すると、洗濯物や室内が見えなくなります。
前面・側面パネルで目隠し効果を高め、プライバシーを確保することができます。
ポリカーボネート製のすりガラス調ですので、明るさも確保できます。
また、前面パネルを使わずに、木調のアルミ板材を使って、
おしゃれで、心地よい目隠し設置することもできます。
④直射日光をカットして、室内の暑さを抑制できる。
通常のポリカーボネート製パネルに加え、熱線遮断タイプもあり、
夏の体感温度は驚くほど違います。
費用も若干プラスだけの金額のため、費用対効果が大きく、おススメしています。
エアコンの冷房効率アップ、省エネ効果も期待できます。
⑤勝手口やバックヤードの雨よけになる。
生ごみなどを捨てるごみ用のポリバケツを
勝手口の外に仮置きされている人も多いのではないでしょうか?
裏の勝手口付近にテラス屋根を設置すると、ゴミ用のポリ容器などが雨で濡れなくなります。
これで雨の日の仮のごみ出しが楽になりますね。
利用頻度の高いスペースが、快適で実用的な空間に早変わりします。
⑥お庭の憩いの場になる。
リビング前のお庭にデッキなどを合わせて設置すると、
家族や友人との団らんのスペースとなります。
アウトドアリビングですね。
屋外と屋内をつなぐ半屋外空間ができることで、
室内とは違う開放感のある居心地の良さを感じていただけます。
⑦サイクルポートになる。
サイドヤードなどにテラス屋根を取付けるとサイクルポートになります。
自転車置き場を増やしたい時に使えるかもしれません。
テラス屋根設置のデメリット
①柱が邪魔になる。
テラス屋根を設置すると、屋根を支えるための柱が必要となってしまいます。
すると、人の通り道に柱を設置しないといけない場合があります。
対策としては、
柱移動したり、出幅移動納まりタイプにしたりする方法があります。
②圧迫感を感じる場合がある。
テラス屋根を設置すると、青空だった場所に構造物が設置されることになります。
開放感と利便性、どちらを重視するかを考えてみてください。
ポリカーボネート製の屋根の場合、明るさはほぼ維持されますが、
若干の明るさの遮断は想定しておきましょう。
対策としては、実際に設置された後どうなるかというところまで、しっかり考えることが大事ですね。
③音が気になる場合がある。
構造物が建ちますので、台風や強風時には音がする場合があります。
また、大粒の雨がぽたぽた落ちる場所にポリカーボネート製の屋根が来ると
雨音がする場合があります。
例えば、雨どいから水が漏れているなど。
設置する前に確認して、
事前にそちらを対策する必要があります。
見落とし注意!テラス屋根プラン時の留意点
【注意①】雨水排水、樋の位置をあらかじめ確認!
テラス屋根を設置する場合、見落とされがちな点は、雨水排水です。
説明がなされないまま、柱の足元に垂れ流しにすることが標準のようになっていることも耳にします。
コンクリート土間がまだ打たれていない場合、地中で雨水配管に接続することもできます。
雨水枡がどこにあるか確認しておきましょう!
また、樋の本数も確認が必要ですね。
一本だけ接続して、もう一本は垂れ流しにするしかなかったということも考えられますので。
【注意②】建物の屋根から雪が落ちてこないかを確認!
ほとんどが建物の近くにテラス屋根を設置することになると思います。
その場合、
屋根に「雪止め」はついているか?
冬場、雪がドサッと落ちてこないか?
を確認しておく必要があります。
大雪の時に、雪がドサッと落ちてきて
テラス屋根が破損したということも実際に聞いたことがあります。
【注意③】柱部分の地中配管を確認!(地中なのでできる限り)
テラス屋根を設置する場合、地中に配管が通っている場合、柱を立てることができません。
テラス屋根の場合は、柱移動をすることで回避できる場合が多いのですが、
柱位置の地中に何もないかを特に確認しておきましょう。
近くに雨水や汚水の桝があれば、ふたを開けて配管の方向を確認します。
配管が通っているがどうしてもそこに立てたい場合、配管の方を回すようになります。
その場合、費用がかなり掛かってしまう場合があります。
そのように事前にわかっている場合は対策が立てられるので良いのですが、
施工当日に柱が立てられないという状態は避けたいものですね。
理想のテラス屋根を見つけてください!
ここまでメリットとデメリット、そして留意点をお話してきました。
以上のことを踏まえて、
メリットを最大限に、デメリットを最小限にして
ぜひ理想のテラス屋根を見つけてください!
参考:あなたのお家に合ったテラス屋根を選ぶ10のポイントとは?