外構で防犯対策したい!
「壁を高くしたいけど、中は多少見えるようにしたい」
「家の周りを全部囲って門扉も付けたい」
「踏むと音の出る防犯砂利を敷きたい」
「人感センサー付きのライトを付けたい」
防犯対策のために、このようなご要望もあります。
全部やろうと思えば、かなりの金額になります。
しかしながら、
効果はどうなの?と聞かれると、
「ほぼ、ない」と言っても過言ではないと言えます。
残念ながら、、、
心理的効果は多少あるかと思いますが、
現実的に防犯対策になっているかというと、効果は微妙と言えるでしょう。
□塀やフェンスは、高くても低くても不安は残る
塀やフェンスの高さは、あくまでもプライバシー確保が優先になります。
セキュリティ面では、高ければ怪しい人が入っても外から気づかなくなるので、
マイナスに働くことも多いです。
□門扉は、防犯対策としてはあまり関係がない
門扉を人が越えられないように180cm以上にすることはほぼないです。
敷地全体のフェンスを180cm以上にぐるりと設置している外構は現実的に少ないです。
□防犯砂利の音は、室内まで聞こえにくい
最近の家は高気密高断熱が当たり前ですので、窓を閉めている状態で、はたして外の音が聞こえるでしょうか?
一番聞こえるのは踏んでいる本人ですね。
防犯砂利は、ないよりはまし、程度でしょうか。
□センサーライトは、不審者以外にも反応します
団地など、お隣が近い場合は特に、光はお隣にも影響があります。
防犯目的でつける場合、通常光量の大きいものを取り付けます。
光の向きや光が付く条件など繊細な確認が必要です。
ご近所からの苦情が来て外すようなことがないようにしましょう。
防犯に効果的なのは?
エクステリアから「防犯」を期待するというのは、現実問題としてかなり厳しいですね。
知らない人がふらっと自分の敷地に入ってこない様にすることはできますが。
それよりも、おススメの方法は、
ホームセキュリティを導入することです。
システムもさることながら、ステッカーは意外にも防犯に効果的ですね!