ご新築の場合、先に目が行くのは、カーポートやフェンス、アプローチですよね。
でも、これだけだと無機質になってしまいます。
そこで、最後に仕上げの「植栽」が入ってきます。
「植栽」の緑が最後に入ると、温かみであったり、癒しが入ります。
植栽で重要なのは、「どこに、何を植える?」ということです。
ここでは、素敵なお庭を創る植栽のコツをステップでお伝えしていきます。
STEP1 場所選び
まずは、植栽の入るスペースの確保ですね。
特に、一番人の目につく玄関アプローチ・門柱付近が重要です。
玄関周り、駐車場付近は、コンクリートや硬い素材、ハードマテリアルが多くなってしまいがちですので、
ちょっとしたスキマにグリーンを入れたいですね。
駐車場のコンクリートを丸や四角に切り抜いて植栽を植えるというのも、一つのアイデアですね。
STEP2 失敗しない植栽の選び方
①植える場所の「日照環境」を考えてみよう!
植栽を植える時に大事なことは、日照の問題です。
日なたなのか?日陰になるのか?半日蔭なのか?
たとえば、日陰に芝生を張っても、全然育ちません、、、
1日の日照時間が5時間を下回る場所では芝生の生育が難しくなると言われています。
②成長したときの「大きさ」はどれくらいになりますか?
植えた時は小さくても植物はどんどん大きくなっていきます。
成長したときのイメージをして、ゆとりをもって植えこみましょう。
③目指す「雰囲気」は明確になってますか?
例えば、シャープでクールなイメージの門柱の前に、かわいらしいチューリップやマーガレットが植えられていたらどうでしょうか?
違和感を感じますよね。シンプルモダンな雰囲気には、直線的なコルディリネなどの方がいいですね。
④色に注目してみよう!
一言で「葉」と言っても、すべて同じ緑ではありません。様々な色があります。
淡い緑、濃い緑、赤い葉、銅葉、銀葉など、、、
「斑入り」の葉っぱもあり、3色のトリカラーもあります。
渋く見せたい場合は、葉モノ主体で違った緑のバリエーションをもたせても面白いですね。
⑤葉の形・花の形にも違いを感じよう!
色の次には「形」に注目してみましょう。まぁるい葉っぱや、シャープな葉っぱ。それぞれの個性があります。
輸入住宅のようなかわいらしい雰囲気の家には、流線型や、まぁるい葉っぱの植栽が合いますね。
逆にシンプルモダンのような家には、シャープでカチッとした植栽を選んでみてはいかがでしょうか。
⑥高さにも差をつけてみよう!
同じ高さで並んでいるととても平坦で面白みがなくなってしまいます。
高さも「高・中・低」と差をつけて植え付けるとリズムが出てきて良い雰囲気になっていきます。
⑦メンテナンス面も考えて!
最後に、草花は、枯れてしまうまで1年以内の一年草をメインにするのではなく、球根や宿根草などの多年草を選ぶことをおススメしています。一度植えると、毎年楽しめて、比較的管理が楽です。更に大きくなると株分けすることもできます。
STEP3 買いに行こう!
植栽の選び方をざっくりと頭に入れたら、植物を買いに出かけましょう。
春には、ホームセンターには色とりどりの花が並びます。
また、珍しい植物はインターネットでも買うことができます。
とりあえず買い物かごに入れてレイアウトしてみるもの楽しいですよね。
楽しくなりすぎて、買いすぎには注意しましょう。
STEP4 レイアウトしてみる
植物が揃ったら、植えこむ場所にまずポットのまま置いてみましょう。
メインの植栽を最初に配置して、背の高いものは奥側に、手前に来るにつれて低くするのが基本です。
その後で、花の咲く時期や色合いを見ながら、入れ替えて調整します。
STEP5 植え込みする
レイアウトした通りに植えこんでいきましょう。
最初は失敗しながら、直しながら楽しんで植え込みしましょう!
楽しく植えこむのが一番です!
土は、一般的な下草なら、基本となる赤玉土、バーミキュライト、ピートモス、パーライト、くん炭、腐葉土あたりを適宜混ぜ込んで使用すれば、とりあえずはどうにか育ちます。肥料はマグァンプKくらいが長持ち、お手軽でいいと思います。
植栽は奥が深いので、ここでご紹介したことは入口だとご理解ください。
枯らしてしまうことを恐れずに、楽しんで植えることが一番です!
経験を重ねていけば、どんどん上手になっていきますので!