こんにちは!「本物とはデザイン×使いやすさ」本物の庭・エクステリアを創造する ジーアート です!
本日のテーマは、カーポートの雪対策!雪下ろし不要にできる?です。
カーポートを建てた時、雪の多い地域では雪下ろしが気になりますよね。
雪下ろしをすることは、寒い外に出て、脚立にあがり、雪を掻き下ろすと大変な作業になります。
それでは、雪下ろしが不要なカーポートはあるのでしょうか?
結論から言いますと、「地域によってはできます」となります。
ですので、積雪に備えることが大切になります。
それでは、積雪対策の方法を見ていきましょう!
カーポートの積雪対策
積雪対策のポイントは大きく4つあります。
①積雪強度の高いカーポートを選ぶ
②雪下ろしを早めに行う
③サポート柱などの補強を入れる
④設置場所を考える
これから一つ一つ見ていきましょう!
①積雪強度の高いカーポートを選ぶ
チェックすべきポイントは、耐積雪強度(耐積雪量)という表記です。
一般的な耐積雪強度は積雪約20cmに設定されています。
この耐積雪強度は、20cm、50cm、100cm、150cm、200cmといった数字で示されます。
数字が大きくなるほど、積雪強度が高いことを意味しています。
また、積雪強度が高いほど、柱本数が増えるなど部材が増えるので、価格も高くなる傾向にあります。
この表記は、積雪の高さで表示されているため、重量ではないことに注意が必要です。
そして、この場合の雪の質は、新雪の場合の高さを示しています。
目安ですが、新雪の積雪が20cmの時、締雪(シマリ雪)の場合12cm、粗目雪(ザラメ雪)の場合8cmの高さになりますのでここもご注意ください。
ご自宅の地域に雪がどのくらい積もるのかを確認しておいて、カタログの積雪強度を参考にして選んでください。
②雪下ろしを早めに行う
カーポートのポリカーボネート屋根は雪の荷重に耐えられなくなると、パネルが抜け落ちるようになっています。
カーポートの本体(フレーム・柱)が変形しないようにするための構造ですが、カーポートの下に駐車している場合には車に雪とパネルが落下して傷をつけてしまう可能性もあります。
ですので、早めの雪下ろしが必要となります。
ただ、ポリカーボネート屋根のカーポートの上に乗って雪を下すことはされないでください。
人が乗る事を前提として作られていないからです。
そもそも屋根パネルは、一定以上の強風が吹くと飛ぶ構造になっています。
一番便利なのは、雪下ろし棒を使うという事です。
特に便利なのが、カーポートの雪下ろしをするための専用の道具、雪おろし棒「おっとせい」が三協アルミから出ています。
柄が長くなっており、途中から角度がついているので効率よく雪下ろしをすることができます。
※注意点として、カーポートに積もった雪にお湯や水をかけるのは、状況を悪化させる危険性があります。
雪は水分を含むと凍結してさらに重くなりますので、除雪はできる限り専用の道具で雪下ろしをするようにしてください。
③サポート柱などの補強を入れる
着脱式のサポート柱は、主に片側の2本足カーポート(1台用に多い)に取付けするつっかえ棒のようなものです。
簡易的にはなりますが、柱が4本になる事で強度が高くなります。
注意点は、設置場所によっては、車の出入りがしにくくなる場合があるという事です。
サポート柱は後付可能ですが、地面に取り付け部品があるので、カーポート設置と同時施工にした方が工事代が安くなる傾向があります。
④設置場所を考える
設置場所で気を付ける点は、住宅建物の屋根から雪が落ちてくる場所に設置しないという事です。
カーポートだけでなく、テラス屋根やガーデンルームを設置する場合も同じですが、しっかりと上から落ちてこないかを確認しましょう。盲点になってしまうことが多いです。
まとめ
カーポートの雪対策をお伝えしてきましたが、
①積雪の重さに耐えられる積雪強度の高いカーポートを選ぶ
②重い雪になる前に早めに雪下ろしを行う(専用雪下ろし棒を使うと便利)
③サポート柱などの補強を入れる
④建物の屋根から雪が落ちて破損しないように設置場所を考える
という内容でした。
積雪からカーポートと車を守るために、事前に積雪対策をしておきましょう!